Dreamblade FAQ
Compiled by Jeff Vondruska, with contributions from Mark Brown, Diane Colley, Mike Donais, Eli Shiffrin, Mitchell Waldbauer, and Steve Warner
最終更新:07/05/02
このFAQは、ルールブックを一通り見たプレイヤーが、明確なルールや追加情報を得るためのものである。新規プレイヤーは、このFAQを読む前に、あらかじめルールブックを読んでおくことをお勧めする。追加情報の中には、特に戦闘手順など、トーナメントプレイヤーやジャッジのためのものが存在する。能力の内容は、それぞれ最初に文中に登場したときに表記されている。
この文書内で用いられるシンボル:
{B} =
{BB} =
{C} =
{M} =
{S} =
{2}, {X} = 念出ポイントとコスト
参照しやすくするために、このドキュメントは以下のセクションに分けられている。
― イニシアチブとダイス
― 念出と念出フェイズ
― シフト
― 戦闘
― 征服フェイズ
― 能力
― 個別ミニチュア
― その他
イニシアチブとダイス
Q:ダイスの振りなおしのやり方は? 用語集には攻撃ダイスに関してしか書かれていない。
A:攻撃ダイスの振りなおしもイニシアチブダイスの振りなおしも方法は同じである。ダイスが振りなおされる場合、前の結果は無視される。さらに、トーナメントにおいては念出フェイズが連続してスキップされないようにするための振りなおしの規定がある。
430. トーナメント専用特別イニシアチブフェイズルール
念出フェイズのスキップ:いずれかのプレイヤーが前のターンのイニシアチブフェイズに1を出していた場合、現在のターンのイニシアチブフェイズにおいては1はすべて振りなおしになります。
(例:前のターン、スコットとアンディは念出フェイズがスキップされている。現在のイニシアチブフェイズにおいて、スコットは1を、アンディは4を出した。直前の念出フェイズがスキップされているので、スコットは1の結果を振りなおし、その結果3が出た。スコットとアンディは、このターンのミニチュアの念出に進む。支払える念出ポイントは7である。)
Q:自分の手持ちの攻撃ダイスより多い数のダイスを振らなければいけない場合はどうする?
おそらく対戦相手もダイスを持っているだろうから、それを使わせてもらうといい。相手に貸してもらうよう断ってから使うのが礼儀である。それでも攻撃に必要なダイスの数に足りない場合、まず可能なかぎりのダイスを振り、その結果を記録して、攻撃に必要な分を追加で振りなおす。振りなおす前に、かならず相手に最初のダイスの結果を確認してもらうのを忘れずに(特にトーナメントにおいては重要)。
Q:攻撃ダイスを振る数が多すぎたり少なすぎたりした場合はどうする?
A:トーナメントであれば、ただちにジャッジを呼ぶ。これらの状況においては、DCI懲罰指針を参照の上、ペナルティや対処方法を採用すること。
念出と念出フェイズ
Q:念出フェイズの進め方は?
A:先攻プレイヤーの念出フェイズの開始時に、両方のプレイヤーのイニシアチブダイスの目を合計する。先攻プレイヤーはそれに、直前の自分の念出フェイズよりも後に破壊された自分のミニチュア1個につき2点を加える。他に(Energize能力等で)ボーナス念出ポイントを与えるミニチュアがあれば、それらも加える。この合計ポイントが、先攻プレイヤーが使える念出ポイントになる。
後攻プレイヤーの念出フェイズの開始時に、両方のプレイヤーのイニシアチブダイスの目を合計する。後攻プレイヤーはそれに、直前の自分の念出フェイズよりも後に破壊された自分のミニチュア1個につき2点を加える。他にボーナス念出ポイントを与えるミニチュアがあれば、それらも加える。この合計ポイントが、後攻プレイヤーが使える念出ポイントになる。
Q:前のターンに破壊されたミニチュアのボーナス念出ポイントが使いきれなかった場合、それを後のターンにとっておける?
A:できない。自分の念出フェイズ中に使わなかった念出ポイントは失われる。これは破壊されたミニチュアからのボーナス念出ポイントを含む。ボーナス念出ポイントが後のターンにとっておかれるのは、いずれかのプレイヤーがイニシアチブダイスで1を出し、念出フェイズがスキップされた場合のみである。
Q:後攻プレイヤーのミニチュアが先攻プレイヤーの念出フェイズ中に破壊されたら、後攻プレイヤーはこのターンにボーナス念出ポイントを受け取れる?
A:受け取れる。そのミニチュアは後攻プレイヤーの直前の念出フェイズよりも後に破壊されたのであり、したがってこのターンにボーナス念出ポイントを発生する。
Q:念出能力の使い方は?
A:念出能力は、その能力の起動に一定の念出ポイントを支払うことを必要とする(0のものもある)。コストが0であっても、念出能力は自分の念出フェイズ中にしか使えず、各念出能力は各念出フェイズに1回ずつしか使用できない。念出能力の中には「得点({S})」シンボルを持つものもある。この能力は、そのミニチュアが自分が征服ポイントを獲得できるセル(中央の3セル、およびそれより対戦相手側の3セル)にいるときにしか使えない。これらのセルは交戦中であってもかまわない。そのミニチュアが得点セルにいるかぎり、その能力は使用できる。
Q:あるクリーチャーを念出した同じターンに、そのクリーチャーの念出能力を起動できる?
A:できる。ただしその念出能力の起動要件を満たしている場合に限る。たいていの場合、これはその能力を起動できるだけの念出ポイントが残っているかどうかに関わってくる。
Q:クリーチャーの念出能力を起動して、そのクリーチャーが何らかの理由で一度場を離れ、さらにその念出フェイズの終了前に再び場に戻ってきた場合、その能力を再び起動できる?
A:できる。場を一度離れてまた戻ってきたクリーチャーは、たとえ同じミニチュアを用いていたとしてもまったく新しいクリーチャーとみなされる。それは異なるクリーチャーであり、念出能力を起動できる。
Q:対戦相手が自分の念出行にクリーチャーを置いている場合、そのセルに自分のクリーチャーを念出できる?
A:できる。自分のポータルには、無条件で念出できる点に注意。他の自分の念出行のセルにクリーチャーを念出する場合、「そのセルと同じ列に自分のミニチュアがある」「そのセルには自分の念出フェイズの開始時に味方がいなかった」「そのセルの自分のクリーチャーが4体未満である」の各条件を満たしていれば念出できる。念出行のセルのロケーションや敵は、そのセルに念出するための妨げとはならない。
Q:念出行のセルにミニチュアを念出する場合、その列の唯一の自分のミニチュアがロケーションであってもかまわない? あるセルの自分のミニチュアがロケーションだけの場合、そのセルにReinforceを使って念出できる?
A:念出行のセルに念出するためには、そのセルと同じ列に自分のミニチュアがなければいけない。ロケーションはミニチュアなので、そのセルに念出することは可能である。一方、Reinforce能力はこれとは異なる ― あるセルにReinforceで念出するためには、そのセルに味方(ally)がいなければいけない。味方は「あなたがコントロールするクリーチャー」と定義されるものであり、ロケーションはクリーチャーではない。したがって、そのセルにReinforceで念出することはできない。
Reinforce [タイプ] ― あなたはこのクリーチャーを、[Type]の味方のいるセルに念出することができる。
シフト
Q:シフトを選んだ場合、自分がコントロールするクリーチャーをすべて動かさなければいけない?
A:そんなことはない。シフトは選択可能な行動であり、それぞれのクリーチャーを個別に動かすかどうかを選ぶことができる。シフトにおいて、一部を動かして残りを動かさないことは合法であるし、クリーチャーをまったく動かさなくてもよい。
Q:シフトする場合、すべてのクリーチャーを一度に動かすのか、グループごとに動かすのか、個別に動かすのか?
A:シフトの場合、各ミニチュアは個別に移動され、すべての効果は他のミニチュアが移動する前に解決される。
戦闘
Q:ストライクを選んだ場合、自分がコントロールするクリーチャーのいるセルすべて、あるいは自分がコントロールするクリーチャーすべてで攻撃しなければいけない?
A:そんなことはない。まず攻撃したいセルを1つ選び、そのセル内でどのクリーチャーで攻撃するかを選択する。自分のクリーチャーのいるセル全部で攻撃をする必要はないし、そのセルのすべてのクリーチャーで攻撃をする必要もない。ストライクを選んでどのセルでも攻撃しないこと、あるいは戦闘で選んだセルでどのクリーチャーに攻撃をさせないことは合法である。
Q:戦闘の正確な手順は?
A:まずやらなければいけない最初の行動は、このアクションフェイズでストライクを宣言することである。
- 戦闘を実行するセルを選択する。そのセルのどの自分のクリーチャーで攻撃するかを宣言する。どのクリーチャーで攻撃するかを宣言しない場合、そこのすべてのクリーチャーで攻撃するとみなされる。
- 攻撃クリーチャーのパワーと関連する修正(Darkheart Cottage等)を合計し、いくつのダイスを振るかを決定する。その数の攻撃ダイスを振る。振りなおしの能力(Fortunate等)を解決する。
- すべてのブレードをブレード能力に1つずつ割り振る。各ブレード能力は、他のブレードを割り振る前に解決する。攻撃のダメージを増加する能力によるダメージ(Crit 2等)は、この時点では割り振らない。ブレード能力の結果によりクリーチャーにダメージが与えられた場合、それを覚えておくこと。そのクリーチャーが分散されるのか破壊されるのかは、ステップ5で決定する。ブレード能力の結果としてミニチュアが直接分散されたり破壊されたりする場合(DissipateやDemolish等)、それを記録するが、実際に分散や破壊を実行するのはステップ7である。Regenerate能力を持つクリーチャーがブレード能力の結果により直接破壊される場合、それを記録するが、実際に消失を実行するのはステップ7である。起動されたブレード能力によりミニチュアが直接消失する場合、それはただちに消失される。
- 攻撃ダイスのダメージとダメージ増加能力のダメージを、現在戦闘が行われているセルにいる敵に割り振る。ダメージはすべて割り振らなければいけない。
- どのクリーチャーを分散し、どのクリーチャーを破壊するかを決定する。これには、他の能力やこれ以前の戦闘によりダメージを受けた同所でないクリーチャーを含む。Regenerate能力を持つミニチュアを破壊することにした場合、代わりにそれを消失することにする。ミニチュアがこの戦闘でまったく分散も破壊も消失もされなかった場合、ステップ10に進む。少なくとも1体のミニチュアが分散か破壊か消失された場合、ステップ6から続きを実行する。
- 現在が先攻プレイヤーのアクションフェイズである場合、破壊されることになった敵クリーチャーはデスブローを行なう。一つのセルでのすべてのデスブローはまとめて行われる。異なるセルでのデスブローは別々にダイスが振られ、異なる攻撃であるとみなされる。クリーチャーや攻撃のパワーを修正する能力(Darkheart CottageやInciter能力)はデスブローによる攻撃にも適用される。デスブローによるダメージを同所のクリーチャーに割り振るが、これらのクリーチャーが分散されるのか破壊されるのかはまだ決定しない。
- ステップ3やステップ5で分散や破壊や消失されることに決まったクリーチャーの処理を1体ずつ実行する。破壊されたクリーチャーは墓地に置かれる。分散されたクリーチャーは、ドリームスケープの空いているセルのどれかに移動する。消失されたミニチュアはオーナーのリザーブに戻す。両方のプレイヤーに分散なり破壊なり消失なりされるクリーチャーがいる場合、現在のフェイズを行っているプレイヤーが先に望む順番で相手のクリーチャーを分散なり破壊なり消失なりした後に、相手プレイヤーが同様に分散なり破壊なり消失なりを実行する。クリーチャーが分散や破壊や消失されることによって誘発する効果がある場合、それは他のクリーチャーを分散や破壊や消失するよりも前に、ただちに解決される。
- 分散されたクリーチャーのダメージは消える。他のクリーチャーに対するダメージはそのまま残る。このダメージは、そのクリーチャーが分散されるか、このフェイズが終わるか、どちらかが先に発生した時点で消える。
- ステップ5に戻る。分散や破壊によってクリーチャーが取り除かれることやデスブローなどで他のクリーチャーの数値が変わり、その結果さらにクリーチャーが分散されたり破壊されたりする可能性がある。
- 戦闘終了時の処理を一つずつ行う。これにはStrikebackやBloodthirstyなどの能力が含まれる。
この手順を、自分が望むすべてのセルに対して完了するまで行なう。
Darkheart Cottage ― あなたがコントロールする非接敵状態のクリーチャー1体につき、このセルで行なう各攻撃のパワーに+1。
Fortunate 2 ― このクリーチャーが攻撃を行なうたび、最大2個までダイスを振りなおす。
{B}: Crit 2 ― この戦闘のダメージに+2。
{B}: Dissipate ― 対象の【対戦相手1人】はこのクリーチャーを分散する。
{BB}: Demolish ― 対象の【同所か隣接のロケーション1つ】を破壊する。
Strikeback 6 ― 対戦相手のアクションフェイズ中、同所の敵が攻撃して、クリーチャーを1体も分散も破壊もできなかった場合、対象の【同所の敵1体】にパワー6で攻撃を行なう。
Bloodthirsty ― このクリーチャーが攻撃して、戦闘終了時に敵が1体も破壊されていなかった場合、このクリーチャーを生け贄にする。
Inciter 1 ― 同所の敵のパワーに+1。
Q:ブレードを、攻撃に参加した後に他のセルに移動されたクリーチャーのブレード能力に割り振ることができるか?
A:できる。あるクリーチャーが攻撃して、そのクリーチャーに割り振ることのできるブレード能力があるかぎり、それが戦闘を行なったセルにいなくてもかまわない。例えば、あなたがKnight of TomorrowとIron Thugで攻撃し、ブレードが2つ出たとする。あなたはKnight of TomorrowのSkirmish能力にブレードを1つ割り振り、Iron Thugを対象としてそれを1セル移動させた。Iron Thugはこのセルで攻撃を行なったので、あなたは2つ目のブレードをそれに割り振ることができる(そして割り振らなければいけない)。その結果、Iron Thugはもう戦闘を行っているセルにいないが、そのセルのダメージは減ることになる。他の例として、Knight of Tomorrow2体で攻撃し、ブレードが2つ出たとする。1つ目のブレードを1体目のKnight of Tomorrowに割り振り、2体目のKnight of Tomorrowを動かした。2つ目のブレードは2体目のKnight of Tomorrowに割り振ることができ、その結果1体目のKnight of Tomorrowを動かすことができる。
{B}: Skirmish ― あなたは対象の【接敵状態の味方1体】を1セル移動してもよい。
{B}: Fumble 2 ― この戦闘のダメージに−2。
Q:戦闘中に戦闘セルに移動してきたミニチュアのブレード能力にブレードを割り振ることはできる?
A:できない。ブレードを割り振ることができるのは、その戦闘で攻撃を行なったミニチュアのブレード能力のみである。
Q:攻撃を行ったが(Tantrum能力生け贄にされた等で)場から離れたクリーチャーのブレード能力にブレードを割り振ることができる?
A:できない。ブレードは攻撃クリーチャーが同所のロケーションで、なおかつ場に残っている物にのみ割り振ることができる。すでに場にいないクリーチャーには、たとえそれが攻撃を行ったクリーチャーであってもブレードを割り振れない。
{B}: Tantrum ― 同所のクリーチャーを1体生け贄にする。
Q:戦闘中に戦闘セルに移動してきた敵クリーチャーにダメージを割り振ることはできる?
A:される。ダメージはブレード能力とは異なる。あなたは、すべてのブレードをブレード能力に割り振るまではダメージを割り振らない。ダメージは、ダメージを割り振る段階で戦闘セルにいるすべての敵に割り振ることができる。これには、(Lure等の)ブレード能力により、戦闘中にそのセルに移動してきた敵を含む。
{B}: Lure ― あなたは対象の【非接敵状態の敵1体】を1セル引き込んでもよい(このクリーチャーに近づける)。
Q:戦闘中に戦闘セルから移動して出た敵クリーチャーにダメージを割り振ることはできる?
A:できない。ダメージを割り振る段階で戦闘セルにいる敵にのみダメージを割り振ることができる。
Q:ダメージはいつ消える?
A:ダメージは二つのタイミングで消える。一つはクリーチャーが分散されたときで、もう一つは現在のフェイズが終わったとき。したがって、1体のクリーチャーに対し、ダメージが消える前に複数回ダメージを与えることも可能である。
Q:ルールブックには「あなたがディフェンス以上かつライフ以上のダメージを与えている場 、それを分散するか破壊するかはあなたが選びます」と書いてある。これはつまり、例えばCannibal Pariah(ディフェンス3、ライフ4)を分散するか破壊するかを選ぶためには、7ダメージ与えなければいけないということか?
A:違う。4ダメージで選択を行うことができる。
Q:戦闘である敵を分散するだけのダメージを与えた場合、それを分散させないことを選び、同じフェイズの後のタイミングでさらにダメージを与えてそれを破壊しようとすることはできるか?
A:できない。ディフェンス以上のダメージをクリーチャーに与えた場合、それはその戦闘の終了時に分散させなければいけない。
Q:複数のクリーチャーを同時に分散する場合、すべてを同じセルに移動できるか?
A:できない。これは「Dreambladeにおいては、何事も完全に同時には起こらない」という基本ルールに従う。1回の戦闘で複数のクリーチャーが分散させられる場合でも、クリーチャーの分散は1体ずつ行なう。最初のクリーチャーをいずれかのセルに分散させたら、そのセルはもう空きセルではない。したがって、そのセルにさらにクリーチャーを分散させることはできない。
Q:ロケーションがあるがクリーチャーのいないセルにクリーチャーを分散することはできるか?
A:できない。クリーチャーを分散する場合、それは空きセルに置かなければいけない。ロケーションのあるセルは空きセルではなく、そのセルには分散できない。
Q:クリーチャーに破壊と分散の両方が適用されることになった(例えば、念出ポイントに等しい毒ポイントを割り当てられ、さらにディフェンスに等しいダメージを同じ戦闘で受けている)場合、どうなる?
A:そのクリーチャーのコントローラーの対戦相手が、分散を先に行うか破壊を先に行うかを選ぶ。破壊を先に行うことを選んだ場合、それは分散できない。分散を先に選んだ場合、それは空きセルに移動した後で破壊される。
{B}: Venom 3 ― 対象の【同所のクリーチャー1体】に毒ポイントを3点割り振る。いずれかのクリーチャーにそれの念出コスト以上の毒ポイントが割り振られている場合、それを破壊する。
征服フェイズ
Q:自分の得点セルの一つに、クリーチャーはいないがロケーションはある。そのセルから征服ポイントを得ることはできるか?
A:できない。ロケーションではセルを確保できない。セルの確保とは、誰がそのセルからのポイントを確保できるかを決める行動である。セルの確保ができるのはクリーチャーのみである。
Q:あるセルに自分のロケーションがあり、さらに相手クリーチャーがいる場合は?
A:相手はそのセルの征服ポイントを得られる。ロケーションではセルは交戦中にならず、相手のクリーチャーはそのセルを確保できる。
能力
Q:能力にはどんな種類がある?
A:Dreambladeには、起動型能力、誘発型能力、常在型能力の3種類の能力がある。ミニチュアの文章欄に書かれているルール文は、このいずれかのカテゴリーに属する。
Q:能力がクリーチャーを対象にしていない場合、それがどう適用されるかどう見分ける?
A:それに対する回答は、その能力がどのタイプに属し、何をするのかに依存する。
- ミニチュアの特性やゲームのルールを変更する常在型能力は、常に適用されるセルなりミニチュアなりプレイヤーなりを決定している。例:Bolster、Bodyguard、Inciter、Soul Harrow
- ゲームのルールを変更する誘発型能力や起動型能力は、その能力が効果を発揮する際に適用されるミニチュアやプレイヤーを特定する。例:Phantom
- ミニチュアの特性を変更する誘発型能力は、常にどのミニチュアに適用されるかを決定している。例:Panic、Enrage
- セルを対象として、そのセルのゲームのルールやミニチュアの特性を修整する誘発型能力や起動型能力は、常にそのセルのどのミニチュアに適用されるかを決定し、それらのミニチュアに適用される。例:Lockdown
Q:能力が対象を必要とする場合、それはいつ選ばれる?
A:能力の対象は、その能力を起動するときに選ぶ。例えば、Skirmish 2の能力は、その能力が起動された時、クリーチャーを実際に動かす前に選ぶ。1つ目のクリーチャーを対象に選び、それを動かし、その後2つ目のクリーチャーを対象に選ぶわけではない。
アンド(“&”)で繋がれた能力に関しては、対象の選択に関するルールが修整される。詳しくは、Chrysotic Plague FAQの「アンド(“&”)で繋がれた複合効果」を参照。
Q:ブレード能力の適正な対象を選べない場合でも、その能力を起動できる?
A:できる。ブレードは、攻撃クリーチャーかあなたがコントロールする同所のロケーションならどれにでも割り振れる。一度ブレードが割り振られたら、必要ならその能力の対象を選択する。能力に必要な対象がすべて選べない場合、可能な限り選び、その能力に指示された行動を可能な限り行う。例えば、Double Warpstrike能力を起動したが、同所でない敵が1体しかいなかったとする。この場合、能力の対象としては1体だけを選び、それに対し1回だけの攻撃を行う。
{BB}: Double Warpstrike 6 ― 対象の【同所でない敵2体】を選ぶ。その各対象に対し、パワー6で攻撃を行う。
Q:能力の中には、この能力ではスタック制限は越えられないことが書かれているものと、書かれていないものがある。これはつまり、それが書かれていない能力でならスタック制限を越えられると言うこと?
A:そうではない。一部のミニチュアに書かれているカッコ入りの斜体字(こういう文)は注釈文である。この文は、一般に間違いやすいミニチュアに書かれていて、そのミニチュアに適用されるルールを簡単にまとめたものである。注釈文自身はルール文とはみなさない。一部のミニチュアに注釈文が書かれていないことは、特に何も意味しない。
Q:自分の[移動能力]で、Defenderを持つクリーチャーを敵のいるセルに移動できる?
A:できる。Defenderを持つミニチュアが敵のいるセルに移動できないのは、自分がシフトを行う場合のみである。Advance、Skirmish、Swap、その他のシフトによらない移動で、相手のいるセルに移動することは可能である。
Defender ― このクリーチャーは、あなたがシフトするとき、敵のいるセルに移動できない。
Q:Skirmish能力で、自分自身を移動できる?
A:できない。Skirmishは、接敵状態の味方1体を1セル移動する能力である。クリーチャーは自分自身の味方ではなく、したがって自分自身をSkirmishで移動できない。
{B}: Skirmish ― あなたは対象の【接敵状態の味方1体】を1セル移動してもよい。
Q:Knight of Strife and JoyのSkirmish 2能力で、同じクリーチャーを2回移動できる?
A:できない。Knight of Strife and Joyの能力で示されているのは「あなたは対象の【2体まで接敵状態の味方】を各1セル移動してもよい」ということである。この能力で味方を1体だけ選んで1セル移動させることはできるが、同じクリーチャーを2回対象にすることはできない。
{B}: Skirmish 2 ― あなたは対象の【2体までの接敵状態の味方】を各1セル移動してもよい。
Q:初めて念出したクリーチャーがAppease能力を持つ場合、どうなる? Appease能力が“立ち消え”になる?
A:Appeaseを持つクリーチャーを念出し、それが自分の唯一のクリーチャーだった場合、そのクリーチャーを生け贄にする必要がある。Dreambladeにおいては何かが完全に同時に発生することはない。したがって、クリーチャーが場に出て、能力が誘発し、その後にあなたがクリーチャーを生け贄にする。それしかクリーチャーがいない場合、それが生け贄にできる唯一のクリーチャーである。
{C}: Appease ― このクリーチャーが場に出たとき、クリーチャーを1体生け贄にする。
Q:Regenerate能力を持つクリーチャーを生け贄にした場合、どうなる?
A:そのクリーチャーは墓地に置かれる。いずれのプレイヤーも、それにより征服ポイントやボーナス念出ポイントを得ることはない。Regenerateを持つクリーチャーは、破壊される場合に消失する(リザーブに戻る)が、生け贄と破壊は異なる行動である。
Regenerate ― このクリーチャーが破壊される場合、代わりに消失する。(Regenerateしたクリーチャーはデスブローを行なわず、ボーナス念出ポイントを生み出さず、対戦相手は征服ポイントを得ない。)
Q:Bloodthirsty能力を持つクリーチャーが攻撃して、Regenerate能力を持つクリーチャーを破壊するのに十分なダメージを与えた場合、これによりBloodthirsty能力の制限は満たせる?
A:満たせない。Regenerateは破壊を消失に置き換え、クリーチャーを墓地に置くのではなくリザーブに戻す。したがって、クリーチャーは破壊されたわけではなく、Bloodthirstyを持つクリーチャーは同じ戦闘で他のクリーチャーが破壊されていないかぎり生け贄になる。
Bloodthirsty ― このクリーチャーが攻撃して、戦闘終了時に敵が1体も破壊されていなかった場合、このクリーチャーを生け贄にする。
Q:Bloodthirstyを持つクリーチャーが攻撃して、同じ戦闘に参加しているクリーチャーがWarpstrikeでいずれかのクリーチャーを破壊した場合、これによりBloodthirsty能力の制限は満たせる?
A:満たせる。Bloodthirsty能力は、その戦闘の終了時までに敵クリーチャーが破壊された事実だけを要求する。同じセルの敵であるかどうかは問わない。
{B}: Warpstrike [X] ― 対象の【同所でない敵1体】をパワー[X]で攻撃する。
Q:Warpstrikeによる攻撃でブレードが出たらどうなる?
A:特殊攻撃でのブレードは外れとして数える。ブレードをブレード能力のために使えるのは、ストライクによる攻撃の場合のみである。他の場合(デスブロー、Warpstrike、Assault、Ambush、Charge等)は、ブレードは外れである。
{X}: Assault X ― 対象の【同所の敵1体】をパワーXで攻撃する。
Ambush 6 ― いずれかの敵がこのセルに侵入してくるたび、このクリーチャーはその敵をパワー6で攻撃する。
Charge 6 ― このクリーチャーが敵のいるセルに侵入するたび、それは対象の【同所の敵1体】をパワー6で攻撃する。
Q:同所でないクリーチャーをWarpstrike能力で破壊した場合、そのクリーチャーはデスブローを行なえる?
A:それが先攻プレイヤーのアクションフェイズであるなら、行なえる。先攻プレイヤーのアクションフェイズ中に敵クリーチャーが破壊された場合、それがどんな方法で破壊されたかを問わず、それはデスブローを行なえる。Warpstrikeの場合、その戦闘の終わりに、そのクリーチャーは自分のいるセルの同所の敵に対しデスブローを行なう。そのセルに敵がいない場合、デスブローは行なえない。.これはAmbushやChargeでも同様である。
Q:BodyguardとAmbushやWarpstrikeの相互作用はどうなる?
A:あるセルにBodyguard能力を持つクリーチャーがいる場合、そのセルのBodyguardを持つ各クリーチャーを分散なり破壊なりするのに十分なダメージをそれらに割り振らないかぎり、他のクリーチャーにはダメージを割り振れない。これはストライクによる攻撃だけではなく、あらゆるタイプの攻撃に適用される。
つまり、あるセルに自分のBodyguardを持つクリーチャーと相手のFleshless Reaper(Ambush 6持ち)がいて、そこに自分の別のミニチュアを移動させた場合、Ambushによる攻撃では新たなクリーチャーにダメージを与えられない。Bodyguardを持つクリーチャーに分散や破壊に必要なダメージを割り振らないかぎり、同じセルにいるクリーチャーにはダメージが割り振れないからである。
同じことはWarpstrikeにも言える。Bodyguardを持つクリーチャーと同じセルにいるクリーチャーにWarpstrikeで直接ダメージを与えようとしても、対象になったクリーチャーにはダメージは与えられない。
Bodyguard ― 対戦相手は、同所のBodyguardを持つ各クリーチャーを分散か破壊するのに十分なダメージをそれらに割り振らないかぎり、Bodyguardを持たない同所の味方にダメージを割り振れない。
Q:自分があるセルにBodyguard能力を持つクリーチャーをコントロールしていて、対戦相手がBomb能力を起動した場合、そのセルの他のクリーチャーはダメージを受けるか?
A:Bomb能力により、Bodyguardを持つクリーチャーを分散か破壊するのに十分なダメージが与えられる場合のみ可能。ダメージがBodyguardを持つクリーチャーを分散化破壊するのに十分でない場合、Bodygurad能力によりそのセルの他のクリーチャーへのダメージは防がれる。Bodyguard能力を持つクリーチャーは、防いだダメージを自ら受けるのではなく、単にまったく割り当てることができないようにしている点に注意。
Bodyguard ― 対戦相手は、同所のBodyguardを持つ各クリーチャーを分散か破壊するのに十分なダメージをそれらに割り振らないかぎり、Bodyguardを持たない同所の味方にダメージを割り振れない。
{B}: Bomb 4 ― このクリーチャーを生け贄にし、同所の各敵に4ダメージ。
Q:TeleportやSwap能力であるクリーチャーをAmbushを持つクリーチャーのいるセルに移動させた場合、Ambushは誘発する?
A:される。TeleportもSwapも、ミニチュアがドリームスケープのあるセルから別なセルへ移動させる能力である。これは用語集の「侵入」の定義に一致するので、Ambushは誘発する。Ambushを誘発させずにそのセルにクリーチャーを置くには、クリーチャーをそのセルに念出させる必要がある。これは、Reinforceや通常の念出によって、Ambushを持つ敵と同じセルに念出を行なうことで可能である。
{2}: Teleport Self ― このクリーチャーを対象の【ポータルでないセル1つ】に移動する。
{B}: Swap ― あなたはこのクリーチャーと対象の【同所でない味方1体】の位置を交換してもよい。
Q:Chargeを持つクリーチャーを移動させて、Ambushを持つクリーチャーのいるセルに移動させた場合、何が起こる?
A:この状況は、同一のイベントにより二つの別々な能力が誘発したことで、ルールにおける同時効果に該当する。両方のプレイヤーは、相手プレイヤーのクリーチャーに対し、パワー6の攻撃を行なうことになる。現在のフェイズを行なっているプレイヤーが先に対象を決めてダイスを振り、ダメージを割り振る。その後、もう一方のプレイヤーが同様に行動を行なう。次のステップは、この攻撃がどのフェイズで起こったかによって異なる。
- これが念出フェイズ中に起こった場合、両方のミニチュアの分散や破壊をチェックする。デスブローは念出フェイズ中は発生しない。通常どおり分散や破壊を解決する。
- これがアクションフェイズ中のシフトで起こった場合、両方のミニチュアの分散や破壊をチェックする。これが先攻プレイヤーのいずれかのアクションフェイズ中に発生した場合、後攻プレイヤーのクリーチャーが破壊されるのであれば、デスブローを行なう。その後、通常どおり分散や破壊を解決する。
- これがアクションフェイズ中のストライクで起こった場合、両方のミニチュアのダメージを確認し、その後戦闘の起こったセルの解決を、前述の戦闘の手順に則って実行する。
Ambush 6 ― いずれかの敵がこのセルに侵入してくるたび、このクリーチャーはその敵をパワー6で攻撃する。
Charge 6 ― このクリーチャーが敵のいるセルに侵入するたび、それは対象の【同所の敵1体】をパワー6で攻撃する。
Q:Ambush能力がアクションフェイズ中のストライクの最中に誘発した場合、分散や破壊はいつ起こるか?
A:クリーチャーが分散や破壊されるかは戦闘手順のステップ5でチェックされるが、実際の分散や破壊はステップ7で行われる。Ambush等の特殊攻撃によるダメージが戦闘中に起こった場合、それはその戦闘ダイスのダメージと共に処理される。クリーチャーはダメージが割り振られてすぐに分散や破壊されるわけではない。これはAmbushに限らず、ストライク中のすべての特殊攻撃(ChargeやWarpstrike等)に適用される。
Q:Blood WolfのBomb能力は選択可能? それとも能力が起動されたら必ずミニチュアを生け贄にしなければいけない?
A:これは選択可能な能力ではない。この能力にブレードを割り振った場合、必ずBlood Wolfを生け贄にして、同所の各敵にそれぞれ4ダメージを与えなければいけない。
{B}: Bomb 4 ― このクリーチャーを生け贄にし、同所の各敵に4ダメージ。
Q:あるセルにFaceless Stalkerが2体いる、どちらもFortunate 2を持っているが、ダイス2個を振りなおしてさらにダイス2個を振りなおす? それともダイス4個を振りなおす?
A:ダイス2個を振りなおし、その後さらにダイス2個を振りなおす。2つのFortunate能力は同じ攻撃に対し別々に誘発し、その結果最初のFortunate能力の解決時にダイスを最大2個振りなおし、その結果を踏まえて、2つ目のFortunate能力で改めてダイスを最大2個振りなおす。望むなら、同じ2個のダイスを2回振りなおすこともできることになる。
Fortunate 2 ― このクリーチャーが攻撃を行なうたび、最大2個までダイスを振りなおす。
Q:Strikeback能力は何に対して誘発する? それは戦闘中のいつ誘発する?
A:Strikebackは、対戦相手がアクションフェイズ中にあなたのStrikebackを持つフィギュアのいるセルで攻撃を行ない、その攻撃であなたのミニチュアが破壊も分散もされなかったときに誘発する。対戦相手が1回の戦闘で(Warpstrikeの起動などにより)複数の攻撃を行なっている場合、Strikebackは前述の戦闘の手順のステップ10に1回しか誘発しない。Strikebackは、戦闘中にStrikebackを持つクリーチャーが他のセルに移動した場合でも誘発する。あくまで攻撃が行なわれた時点で戦闘セルにStrikebackを持つクリーチャーがいるかどうかだけが問題なのである。
Strikebackが発生した戦闘では、いくつかの追加ステップが必要になる。戦闘中にStrikeback能力を解決する必要がある場合、以下のステップを戦闘手順に追加する。
- 戦闘手順のステップ10で、すべての戦闘終了時の効果を通常どおり解決する。Strikebackは戦闘終了時の効果であり、そのステップに誘発する。Strikebackの条件が満たされている場合、対象の【同所の敵1体】に対しパワー6で攻撃を行なう。
- すべての戦闘終了時の効果が解決されたら、ステップ5に戻る。戦闘手順のこの時点から通常手順に戻り、分散と破壊を解決して、必要ならステップ5に戻る。
- 再びステップ10に来たとき、この戦闘の前の段階ですでに解決された戦闘終了時の効果(Strikeback能力自身等)が再び誘発することはない。各戦闘終了時の効果は戦闘1回につき1回のみ誘発することができ、したがってそれらの効果を一度解決したら、その戦闘中はそれを再び解決することはできない。Strikeback攻撃の結果や、ダメージや分散や破壊により新たな戦闘終了時の効果が発生したら、それはこの時点で誘発する。
Strikeback 6 ― 対戦相手のアクションフェイズ中、同所の敵が攻撃して、クリーチャーを1体も分散も破壊もできなかった場合、対象の【同所の敵1体】にパワー6で攻撃を行なう。
Q:Dissipate能力を起動した場合、クリーチャーはいつ分散する?
A:Dissipateを起動したとき、そのクリーチャーはただちには分散させられない。そのクリーチャーは分散されることが記録され、前述の戦闘手順のステップ7まではそのセルに残る。デスブローの解決時にそれがまだ当該セルにいるという事実にもかかわらず、戦闘手順の構成の関係で、それに対し与えられたデスブローによるダメージは実質的に無視される。これに関する詳細はFAQの範疇を肥えているので、Dreamblade Rules Q&Aの掲示板を参照のこと。
これはDissipateメカニズムに関するこれまでのルーリングの機能変更である。今後はこれが公式ルーリングとなる。
{B}: Dissipate ― 対象の【対戦相手1人】はこのクリーチャーを分散する。
Q:自分のDemolish能力を起動したときに、相手は同所にも隣接にもロケーションを持たず、自分だけがロケーションを持っている場合、自分のロケーションを破壊する必要がある?
A:される。Demolish能力は敵のロケーションを破壊するとは書かれておらず、単にロケーションを破壊するとか枯れている。相手が同所や隣接するロケーションを持たない場合、自分がそこにロケーションがあるならそれを破壊しなければいけない。自分のロケーションを破壊した場合、どちらのプレイヤーも征服ポイントを得られないが、あなたは次の念出フェイズの開始時に2ポイントのボーナス念出ポイントを受け取る。
{BB}: Demolish ― 対象の【同所か隣接のロケーション1つ】を破壊する。
Q:クリーチャーのパワーを変更する能力は、WarpstrikeやAmbush等の特殊攻撃にも適用される?
A:されない。InciterやEnrageといったクリーチャーのパワーの値自身に適用される能力は、あくまでクリーチャーのパワーを基準とする攻撃(ストライクでの攻撃とデスブロー)にのみ適用され、能力によりパワーが定義される特殊攻撃(Ambush、Assault、Charge、Warpstrike、Strikeback等)には適用されない。例えば、対戦相手のBarbstriderと同じセルにFleshless Reaperは、Inciter能力によりパワーが1になるが、Ambushによる攻撃はパワー6のままである。
Inciter 1 ― 同所の敵のパワーに+1。
Enrage 1 ― あなたの同所と隣接する味方のパワーに+1。
Q:Loner能力を持つクリーチャーはデスブローを行える?
A:行えるが、その時にデスブローを行うクリーチャーがLonerを持つクリーチャー1体だけの場合に限る。例えば、2体のクリーチャーが破壊されてデスブローを行うことになったが、その内1体がLoner能力を持つ場合、どちらか一方のみが攻撃を行うことができる。両方ではできない。
Loner ― このクリーチャーは他のクリーチャーと共に攻撃できない。
Q:Xの値を選ぶ必要がある能力(Assault X等)を起動する場合、Xは0にできる?
A:できる。能力により数を選ぶ場合、マイナスでない任意の整数を選ぶことができる。0は適正である。
{X}: Assault X ― 対象の【同所の敵1体】をパワーXで攻撃する。
個別ミニチュア
Darkheart Cottage
あなたがコントロールする非接敵状態のクリーチャー1体につき、このセルで行なう各攻撃のパワーに+1。
Q:Darkheart Cottageはどう機能する?
A:あなたのクリーチャーがDarkheart Cottageと同じセルであらゆるタイプの攻撃を行なう場合、ダイスの数は通常どおり決定した上で、あなたがコントロールする非接敵状態のクリーチャーを数え、その個数のダイスを追加する。
Q:Darkheart Cottageは各クリーチャーにボーナスを与える? 戦闘にのみ?
A:Darkheart Cottageによるパワーは攻撃に足される。攻撃に参加している各クリーチャーにではない。あなたの非接敵状態のクリーチャーが3体いて、2体のクリーチャーで攻撃を行なう場合、ダイスは3つ加える。6つではない。
Q:Darkheart Cottageは特殊攻撃にも適用される?
A:される。あなたのクリーチャーがDarkheart Cottageと同じセルで特殊攻撃を行なった場合、その攻撃のパワーにボーナスを受ける。これはAmbush、Assault、Charge、Strikeback、Warpstrike、デスブローに適用される。重要なのは、対象先ではなく攻撃を行なっているセルがどこかと言う点に注意。Warpstrikeを持つクリーチャーがDarkheart Cottageと同じセルにいる場合、その目標がどこにあろうと、それはDarkheart Cottageのボーナスを受ける。
Screambent Lunatic
{B}: Wail ― イニシアチブダイスを2個振り、その目を合計する。その値に等しい念出コストを持つ各クリーチャーを消失する。
Q:Screambent Lunaticはどう機能する? 「念出コスト」はどこまでを含む?
A:Screambent LunaticのWail能力は、イニシアチブダイス2個の眼の合計に等しい念出コストをもつすべてのクリーチャーを消失する(持ち主のリザーブに戻す)。念出コストは数値の部分のみで、属性コストを含まない。目の合計が9なら、Screambent Lunatic自身が消失する。
その他
Q:戦闘外での破壊や分散はいつチェックされる?
A:戦闘外では、いずれかのクリーチャーにダメージが与えられた時に、場に出ているすべてのクリーチャーの分散や破壊をチェックする。何かに0ダメージを与えること(Ambush能力ですべてのダイスがミスである等)はダメージを与えたとはみなされず、このチェックを行うことはない。これはつまり、あるクリーチャーに分散も破壊もされない点数のダメージが与えられ、そのフェイズの終了前にディフェンスやライフが下がっても、いずれかのフィギュアがフェイズの終了前にダメージを受けないかぎり、分散も破壊もされることはないことを意味する。
Ambush 6 ― いずれかの敵がこのセルに侵入してくるたび、このクリーチャーはその敵をパワー6で攻撃する。
Q:ロケーションは敵や味方として数える?
A:数えない。敵や味方は、ルールによりクリーチャーのみと定義されている。ただし、「敵」という表記は二通りの意味がある点に注意。単に「敵/enemy」と書かれている場合、それは対戦相手がコントロールするクリーチャーを指す。「敵の○○/enemy ○○」と書かれている場合、それは単に「対戦相手がコントロールする○○」と読み替える。
Q:ミニチュアのシールの能力解説がルールブックの指示(用語州内の能力解説等)と異なる場合、どちらが正しい?
A:基本的にミニチュアが正しい。これは、ミニチュアが直接ルールブックと矛盾している場合にのみ適用される。ルールブックがシールの内容を詳しく解説していて矛盾がない場合、どちらも正しい。
Q:ミニチュアにミスプリントがあった(フィギュアやベースやシールが互いに一致していない)場合、どうする?
A:トーナメントであれば、ただちにジャッジを呼ぶ。現在の公式裁定では、一致しない場合は(フィギュアや底のシールではなく)ベースの上面が示す物が正しい内容とみなされる。理想的には、ミニチュアのベースに示された正しいバージョンのミニチュアと交換することが望ましい。トーナメントでそれを使わざるを得ない場合、何らかの方法(テープ、輪ゴム、ベースマーカー等)でそれを示し、各マッチの開始時に対戦相手にそれを知らせること。
それがスターターやブースターのパックから出てきたなら、おめでとう、それはコレクターズアイテムだ。ミスプリントのミニチュアは構築トーナメントでは使用が禁止されている。望むなら、Wizards of the Coast社のカスタマーサービス(1-800-324-6496 あるいは http://boards1.wizards.com/leaving.php?destination=http://wizards.custhelp.com)に連絡すれば、ミニチュアを交換してもらえる。
Q:Dreambladeのジャッジになりたいのだが、どうすればいい?
A:残念ながら、現在はMagicのような認定ジャッジシステムはDreambladeにはない。ただし、将来的には制定する予定がある。現在のところは、Dreambladeのルールアドバイザー試験を受けることが可能だ。
ルールアドバイザー試験は、http://boards1.wizards.com/leaving.php?destination=http://judge.wizards.com でオンラインで受けることができる(基本的に英語)。ログインし、「試験(Exams)」の「作成(Create)」を選び、「Dreamblade」を選択する。実際の試験を受ける前に、練習を行うことをお勧めする。
Dreambladeのジャッジを将来目指したいのであれば、地元での規模の大きいDreambladeのトーナメントでボランティアをするとよいだろう。Dreambladeのウェブサイト(http://boards1.wizards.com/leaving.php?destination=http://www.dreamblademinis.com)をみれば、地元のDream Seriesの1Kや10Kのトーナメント情報がわかるだろうから、主催者に連絡の上、ジャッジをするための情報を得ること。Dreambladeの認定ジャッジプログラムの今後に関しては、DCIのウェブサイト(http://boards1.wizards.com/leaving.php?destination=http://www.thedci.com)やDCIのジャッジプログラムサイト(http://boards1.wizards.com/leaving.php?destination=http://www.wizards.com/judge)も定期的にチェックすることをお勧めする。
Last edited by jeffv : 05-02-07 at 04:01.
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