統率者戦(旧エルダードラゴン・ハイランダー) 公式ルール

最終更新:2017年4月24日

原文:http://mtgcommander.net/rules.php

「統率者戦」はマジック:ザ・ギャザリングのフォーマットのひとつで、多人数戦や社交的交流や興味深いゲームや独創的なデッキ構築に重点を置いています。

以下は統率者戦の公式ルールです。場所によっては独自のルールを採用しているところもあり、それは推奨されてもいますが、ここのルールはそれらのプレイヤーが他の場所でプレイするためのコンセンサスとなるように作られているものです。

    基本原則

  1. 統率者戦は、マジックの社交性を推進するためにデザインされたものです。

    ゲームスタイルはプレイヤーによって様々ですが、その共通認識は世界中で行われている異なる種類のマジックのコミュニティをひとつに繋ぐことです。その基準は、プレイヤー間の相互関係の度合いを含めた、このルールのさらに先にある紳士協定、すなわち社会契約にあります。プレイヤーはゲームの前にも最中にも互いに交流を深め、このゲームに対して何を望むかをあらかじめプレイヤー間で議論をするべきです。

    独自ルールや“フェアプレイ”のための例外規定は、地元のコミュニティを盛り上げるためであれば、常に推奨されています。

    デッキ構築ルール

  2. プレイヤーは、あらかじめ伝説のクリーチャーを1体、自分の“統率者”として選んでおく必要があります。

    詳細:

    プレイヤーは統率者としてどの伝説のクリーチャーを選んでもかまいませんがが、仲間内の他のプレイヤーに遠慮して欲しいといわれる可能性はあります。ゲーム中、別々なプレイヤーが同じ統率者を選ぶことは可能ですし、他のプレイヤーがそのカードを統率者とせずにデッキに入れることもできます。統率者には、他の伝説のクリーチャー同様のレジェンドルールが適用されます

    統率者は統率者戦のデッキの構築における主役です。それはデッキ内の他のカードよりも使用が容易ですし、統率者戦のデッキは統率者の強みを利用するのが通常です。

    デッキにおける統率者は、歴史的な事情から“ジェネラル”と呼ばれることもあります。

  3. カードの固有色とは、そのカードの色に、そのカードのルールテキスト上のマナ・シンボルの色を加えた物です。カードの固有色はゲームの開始前に確定し、ゲームの効果により変更されません。

    詳細:

    • タイプが沼、島、平地、森、山である土地(基本土地、ショックランドデュアルランド、シャドウムーアの基本土地タイプを持つ土地等)は、対応する固有色を持ちます。したがって、これらは対応する色の統率者のデッキにしか入れられません。
    • 混成マナ・シンボルはいずれかの色のマナでプレイできますが、カードの固有色には両方の色が採用されます。したがって、それを含むカードは、混成マナ・シンボルのすべての色を固有色とする統率者のデッキにしか入れられません。
    • 文章欄に書かれている基本土地タイプの単語(“沼”、“森”等)は、色マナ・シンボルを意味していません。統率者によりそれらのカードが制限されることはありません。
    • 注釈文に書かれているマナ・シンボルは、固有色に含まれません。

    デッキ内には、デッキの統率者の固有色と共通しない色を固有色に持つカードを入れることができません(デッキ内の各カードの固有色は、統率者の固有色の部分集合である必要があるということです)。

    例:

    Phelddagrif》(コストが1青白緑)が統率者の場合、赤マナや黒マナのマナ・シンボルはデッキに入れられません。

    以下のカードは、《Phelddagrif》デッキにおいて不適正なカードです。

    Phelddagrif》は以下の土地を使えません。

    Phelddagrif》は《ボロスのギルド魔道士/Boros Guildmage》の助けを求められません。

    Phelddagrif》は、以下のカードを使うことができます

  4. 統率者戦のデッキは、統率者を含め100枚ちょうどで作成されます。

  5. 基本土地を除き、デッキ内に複数の同名のカードがあってはいけません。一部のカード(例:《執拗なネズミ/Relentless Rats》)は、この制限を上書きするテキストを持つことがあります。

    禁止リスト

  6. 統率者戦はヴィンテージの構築ルールにおいて適正である必要があります。新セットのカードはプレリリース以降使用可能になります。

    以下は統率者のゲームにおける公式禁止リストです。これらのカード(およびそれと同様のカード)は、ゲームに参加している他のプレイヤーの事前の同意なしに使用すべきではありません。

    ゲームルール

  7. ゲーム開始時のライフは40点です。

  8. 統率者は統率領域に置かれている状態でゲームを開始します。統率者が統率領域にある間、通常のクリーチャーを唱えるためのタイミング条件に従って、それを唱えることができます。オーナーは、これまでにこの統率者を統率領域から唱えた回数1回につき{2}支払わなければいけません。これは追加コストです。

  9. 統率者がいずれかの領域から墓地か追放領域か手札かライブラリーに置かれる場合、オーナーは代わりにそれを統率領域に置くことができます。

    詳細:

    • これは置換効果です。これは最後に適用され、1つのイベントに対し複数回適用できます。
    • そのクリーチャーは当初置かれるはずだった領域には移動せず、そこに移動することを基準とする誘発型能力(例:死亡誘発)は誘発しません。
  10. 統率者であることは特性(総合ルール109.3)ではなく、そのカードの性質で、その物理的カードに結びつけられています。したがって、“統率者であること”はコピーされず、継続効果によって上書きされません。そのカードはいずれの情報が変わっても変わらない統率者性を維持し、コントローラーが他のプレイヤーに変わっても統率者であり続けます。

  11. あるプレイヤーがいずれか1体の統率者に、ゲーム中に合計21点以上の戦闘ダメージを与えられた場合、そのプレイヤーはゲームに敗北します。

    詳細:

    • これは追加の状況起因処理です。
    • 統率者ダメージはゲームを通じて累積されます。これまでに統率者が与えたダメージを、後になって減らす方法はありません。
    • カードの性質はゲームのオブジェクトの特性ではないので、統率者が場を離れて戻ってきたとしてもそれは同じ統率者のままです。
    • 効果によってプレイヤーのライフの合計が増える事(《不死の標/Beacon of Immortality》等)があっても、それによってこれまでに統率者から与えられたダメージが減ることはありません。
    • 一方で、戦闘ダメージを受けるに際し、それを減らす、軽減する、移し替える等(《濃霧/Fog》や《艦長の操艦/Captain's Maneuver》等)は可能で、この場合そのダメージは与えられず、統率者が与えたダメージに数えません。
    • 統率者によるダメージは、特定のプレイヤーと統率者の組み合わせ毎に集計されます。全統率者のダメージの合計ではありません。
    • プレイヤーは、自身がオーナーである統率者から21点の戦闘ダメージを受けることで敗北しえます(コントロールを奪われる等)。
  12. 統率者にはレジェンドルールが適用されます。ひとりのプレイヤーが同名の伝説のクリーチャーを複数コントロールすることはできません。

  13. 自分がオーナーであるゲームの外部のカードを参照する能力(“願い”、《ウラモグの種父/Spawnsire of Ulamog》、《研究/Research》、《Ring of Ma'ruf》等)は、プレイヤー間の事前の合意がないかぎり機能しません。

ハウスルール

統率者戦は、まず何よりも社交的なゲームというものを目的としてデザインされたものです。すべての人のためのあらゆる物が詰まっているわけではなく、公式ルールはこのフォーマットのためのひとつの方向性を反映した物です。

プレイグループによっては、自分たちにとってより楽しい方向にゲームを変更しようとすることもあるでしょう。以下はそのような変更案を集めたものです。プレイヤーは自分たちのグループに何があっているかを試してみるのもいいでしょう。

ハウスルールはあくまで選択ルールであるため、必ず事前にプレイグループの全員に許可を得てから採用するようにしてください。

その他のハウスルールは専用のスレッド(英語)に投稿されています。内容によってはここに掲載されることもあります。

  1. マリガン

    マリガンに関しては、限定的な物からカジュアルな物まで多くの種類があり、場所によって色々な物が採用されています。以下はその選択肢のいくつかです。

  2. 代替勝利条件

    統率者のゲームにおける勝利条件のほとんどは、いわゆる“生き残り”です。しかし、ゲーム中のその他の点数を記録して採用することもできます。以下はその点数の例です。

    その他のアプローチとしては、民主的投票による勝利に賞を与える物があります。各プレイヤーは対戦してもっとも楽しかったプレイヤー1人に投票し、ゲーム中の点数集計とは別に、ゲームの最後に集計を行います。

  3. サイドボード

    より競技的に楽しみたいプレイヤーは、苦手なものに対抗するための汎用性を持たせるために、サイドボードを採用しています。一般的なサイドボードは以下のルールに従います。

    全プレイヤーがサイドボードを採用する場合、それらをゲームの外部のカードとして“願い”によって入手することができます。

  4. リーグ戦

    「リーグ」は、一緒に同じデッキでプレイする機会の多いプレイヤーのグループです。リーグ内のプレイヤーは、互いに同一の統率者を使用できません。あるリーグにおいては、統率者の選択は早い者勝ちで、集まりをまたいで保持されます。他のプレイヤーが統率者として使用しているカードは自分のデッキに入れられません。入っている場合、ゲームの開始時に他のカードと交換すべきです。


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